大坂“16歳差対決”制す 沢松に次ぐ歴代2位の年少3回戦

[ 2016年5月26日 05:30 ]

初出場の全仏で3回戦に進出した大坂

全仏オープンテニス 女子シングルス 2回戦

(5月25日 パリ・ローランギャロス)
 女子シングルス2回戦、18歳の大坂なおみがミリヤナ・ルチッチバロニ(34=クロアチア)に6―3、6―3でストレート勝ちを収めた。

 大坂が“16歳差対決”を制して初出場の全仏で堂々の3回戦進出を果たした。「なんかウレシイとシンジラレナイ」。米国人の父と日本人の母を持つ18歳。全豪では本人の希望で英語会見のみだったが、今大会では日本語会見にも挑戦。たどたどしい日本語で懸命に自分の気持ちを表現した。

 この日の相手は99年ウィンブルドン4強などの実績を持つルチッチバロニ。「相手はハードヒッターだから安定したプレーを心がけた」と相手のミスを誘い出し、第1セットを4度のブレークで先取。第2セットも出だしで4ゲームを連取して突き放した。18歳7カ月での全仏3回戦進出は、日本女子で沢松奈生子に次ぐ歴代2位の年少記録。次戦では世界6位のハレプ(ルーマニア)と対戦する。ここでも番狂わせを起こすようなら、一気に今大会後のリオ五輪出場権獲得への期待も高まってくる。「愛する日本を代表するのはとっても名誉なこと」と高いモチベーションで挑む。

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2016年5月26日のニュース