ロシアの14選手が違反か 北京五輪ドーピング再検査

[ 2016年5月24日 21:00 ]

 【ロンドン共同】ロシア・オリンピック委員会(ROC)は24日、2008年北京五輪のドーピング再検査で12カ国・地域、6競技の計31選手が陽性反応を示した問題で、国際オリンピック委員会(IOC)からロシアの14選手に違反の疑いがあると通知を受けたことを明らかにした。タス通信が報じた。陸上女子走り高跳びで北京五輪銅、12年ロンドン五輪金メダルのアンナ・チチェロワ選手も含まれている。

 選手名は現時点で公表されていないが、「ROCは個別の文書を受け取っている」としており、チチェロワ選手のコーチによると3日前に通知を受けたという。大半が組織的な薬物違反で揺れる陸上選手とみられている。

 IOCは北京、ロンドン両五輪の検体で8月のリオデジャネイロ五輪出場の可能性が高い選手に絞って再検査を実施した。北京で違反が疑われている31選手について予備のB検体の結果が6月上旬に判明するとしている。(共同)

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