錦織、天然ぶりさく裂 ボレリに負けた記憶!?「バカなのかも」

[ 2016年5月24日 05:50 ]

ストレート勝ちで1回戦を突破した錦織圭(AP)

全仏オープンテニス第2日 錦織圭6―1、7―5、6―3シモーネ・ボレリ

(5月23日 パリ・ローランギャロス)
 コート上での引き締まった表情とは対照的に、試合後の会見では錦織圭(26=日清食品)の天然ぶりがさく裂した。

 全仏オープンの1回戦は世界115位のシモーネ・ボレリ(30=イタリア)に6―1、7―5、6―3で勝利。前日に第3セット途中で降雨順延となった試合を2日がかりで制した。ボレリには14年ウィンブルドンで初対戦し、その時も最終セットで日没順延。大会休養日をはさんだため、3日がかりで戦っていた。

 そのことを聞かれた錦織は「はあ、全く覚えてない」とまさかの回答。「っていうか、ボレリに俺は勝敗どうなってるの?」と根源的な逆質問が飛びだした。これで3戦全勝だと聞かされると、誰と間違えたのか「負けた記憶があるんですけど」と首をひねった。

 実は錦織には、この種の記憶違いがたびたびある。相手の印象を聞かれた錦織の「初対戦だと思う」という発言ほど怪しいものはない。調べてみたら実は違いましたなんてことはザラ。そば屋の出前か、錦織の対戦成績かというほど当てにならないのだ。

 凡百の人間とは違うテニスのトッププレーヤーたるもの、これぐらいの頓着しない性格でなくてはいけないのだろうか。「いいことも悪いこともすぐに忘れてしまうので。ちょっとバカなのかもしれません」と照れ笑いでごまかした錦織。この人、世界6位です。

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