イケメン日本 女子の勢いに乗る!石川ら若手台頭でブレーク必至

[ 2016年5月24日 05:30 ]

都内で会見したバレーボール男子日本代表候補。(前列左から)柳田、石川、清水、福沢(後列左から)山内、傳田、栗山

28日開幕 リオ最終予選

 リオデジャネイロ五輪の出場権を懸けたバレーボール男子の世界最終予選兼アジア予選(28日~6月5日、東京体育館)に出場する日本代表候補15人が23日、都内で会見を行った。女子が4大会連続での五輪切符獲得に成功して盛り上がるバレー界。甘いマスクで人気の20歳のエース石川祐希(中大3年)は、女子の勢いに乗って、2大会ぶりの五輪切符獲得を誓った。

 女子の次は男子の出番だ。昨年のW杯で活躍し、日本のエースに成長した石川は、女子のタイ戦の大逆転劇などをテレビ観戦し、大いに刺激を受けたという。

 「凄く勝ちたい気持ちが見えた。自分たちも勝つ気持ちを前面に出していく。(女子の勢いに)乗っかりたい」

 4枚の切符を懸けて戦う今大会。8チーム中、日本より世界ランキングが下位なのはわずか2チームだけという厳しい大会だが、女子の奮闘でチームの士気はより高まっている。

 今回心強いのはファンの存在。4年前のスタンドには空席も目立ったが、既に前売りチケットは完売。女子でも平日の前売り券は残っていただけに、その人気ぶりは驚異的だ。

 人気の理由は若手の成長だ。ロンドン五輪以降、日本男子は有望株をスター候補として売り出してきた。石川たちはその期待に応えて主力に成長。その爽やかなルックスも受けて、今や書店には女子以上に男子の書籍がズラリと並ぶ。ファンの熱い期待を受ける石川は「全力で頑張って、勝つ姿を見せたい」と意気込んだ。

 石川以外にも期待の若手は多く、弾丸サーブを武器にする23歳の柳田は「劣勢になっても攻め続けて結果を出したい」と気合十分。2メートル4の22歳のセンター山内は「ブロックで目立ちたい」と意欲的だった。

 五輪切符獲得となれば、さらに人気が爆発するのは間違いない。南部監督は「切符を獲って、リオで日本が復活した姿を見せたい」と言った。日本の男子バレー界の復活は、石川らイケメン軍団の勢いに懸かっている。

 ▽男子バレーボールのリオデジャネイロ五輪への道 予選は8チームの総当たりで争う。日本は(1)アジア4チーム中トップ(2)その他7チームのうち上位3チームに入れば出場権を獲得できる。五輪出場国は12カ国で、既にブラジル、ロシア、イタリア、米国、アルゼンチン、キューバ、エジプトの7カ国が出場を決めている。また、世界最終予選メキシコ大会(6月4~6日)で最後の1チームが決まる。

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