サンダー圧勝で2勝目!ウォリアーズのグリーン“股間蹴り”で処分も

[ 2016年5月23日 14:10 ]

33得点8リバウンドをマークしたサンダーのデュラント(AP)

 NBAは22日にオクラホマ州オクラホマシティーで西地区決勝の第3戦を行い、地元の3位サンダーが133―105(前半72―47)で1位ウォリアーズに圧勝して2勝1敗。ケビン・デュラント(27)が33得点8リバウンドを稼げば、ラッセル・ウエストブルック(27)も30得点8リバウンド12アシストをマークし、チームを支える二枚看板の活躍でファイナル連覇を狙うディフェンディング・チャンピオンをなぎ倒した。

 チーム・リバウンド本数は52―38、ペイント内(制限区域内=ゴール下)の得点でも62―44と上回っての快勝。133点は今ポストシーズンのチーム最多得点で、デュラントとウエストブルックのフィールドゴール(FG)成功率がともに50%を超えたのは(66・7%&52・6%)、今プレーオフ14試合目で初めてとなった。

 ウォリアーズはスティーブ・カー監督(50)が「負けて当然の内容」と語ったように、今季歴代最多の73勝(9敗)を挙げたレギュラーシーズンとはかけ離れた不甲斐ない試合内容。第2Q3分23秒で40―40と同点にしたまではよかったが、ここからこのクオーターは7―32と相手の猛攻を防ぐことができなかった。第3Qの残り1分17秒にスコアは72―113となり、41点を追うのは今季初めて。18得点に終わったクレイ・トンプソン(26)は「勝てる方法で試合をしていなかった」と表情を曇らせた。

 ステファン・カリー(28)は24得点を稼いだものの、トンプソンと併せた2人の3点シュートは19本中14本が失敗。カリーは同じオクラホマシティーで行われた2月27日の試合では12本の3点シュートを沈めて46得点をたたき出したが、この日は最後までリズムをつかめなかった。

 主力の1人、フォワードのドレイモンド・グリーン(26)も32分出場しながら6得点と不振。第2Qの6分すぎにはサンダーのセンター、スティーブン・アダムス(22)に対して“股間蹴り”を犯し、場内のサンダー・ファンから大ブーイングを浴びる結果となった。グリーンは第2戦でもアダムスに対して同じ行為で問題を引き起こしており、最悪の場合、24日の第4戦は出場停止処分を科せられる可能性も出てきている。

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