栃ノ心10勝で笑顔の初技能賞 完成右四つと豪快つり評価

[ 2016年5月23日 05:30 ]

敢闘賞の御嶽海(左)と技能賞の栃ノ心

大相撲夏場所千秋楽

(5月22日 東京・両国国技館)
 夏場所の三賞選考委員会が両国国技館内で開かれ、10勝を挙げた栃ノ心が初の技能賞を受賞した。敢闘賞は御嶽海が初の三賞受賞。再入幕の遠藤は千秋楽の白星が敢闘賞獲得の条件だったが敗れた。殊勲賞は3場所ぶりに該当者がいなかった。

 初の技能賞を獲得した栃ノ心は「もらえると思っていなかったのでうれしかった」と笑顔を浮かべた。これまでの5度の三賞は全て敢闘賞だったが、今場所は豪快なつりや完成された右四つの技能を評価された。それでも千秋楽は宝富士に敗れ10勝5敗に終わり「勝って終わりたかった」と少々残念そう。新関脇が濃厚の来場所に向け「これからもっとつりをやっていきたい」と技能賞を自信に変えていた。

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2016年5月23日のニュース