白井、跳馬の新技挑戦へ 6月の全日本種目別「一歩進みたい」

[ 2016年5月22日 18:22 ]

 体操男子の白井健三(日体大)は22日、リオデジャネイロ五輪代表最終選考会を兼ねる6月4、5日の全日本種目別選手権(東京・国立代々木競技場)で、跳馬の新技「伸身ユルチェンコ3回半ひねり」に挑戦する意欲を示した。Dスコア(演技価値点)は同種目で最高難度6・4点となる見通しで、五輪で成功すれば自身の名前が付く技は床運動の3個と合わせて計五つになる。

 この日、酒田市国体記念体育館で東日本学生選手権に出場し「シライ/キムヒフン」の着地を止めて15・550点をマークした。これに半ひねり加える新技は2週間ほど前から練習して成功しているという。世界選手権金メダルの床運動に続いて跳馬でも五輪の種目別で表彰台に立つ可能性が高まる大技で「(3回ひねりから)一歩進みたい。やっていく方向で考えたい」と話した。

 白井は16・300点の床運動と跳馬を制し、個人総合は89・150点で2位だった。女子はリオ五輪代表候補の村上茉愛(日体大)が個人総合、団体総合、種目別3種目の5冠に輝いた。

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2016年5月22日のニュース