ラプターズ、延長制しタイに キャロルが最多21得点

[ 2016年5月6日 15:09 ]

ラプターズのカイル・ラウリー

 NBAは5日、カナダ・トロントで東地区準決勝の1試合を行い、2位ラプターズが延長の末に3位ヒートを96―92(前半48―41)で下して1勝1敗。2試合連続となった延長を10―6で制してホームでの連敗を阻止した。

 ラプターズが地区準決勝で勝ったのは2001年5月18日(対76ersの第6戦)以来、15年ぶり。地元2万人のファンは久々の勝利に歓喜し、市内に設けられたパブリック・ビューイングの会場からも大歓声がわき起こった。

 シーズン終盤になって故障から復帰したディマーレ・キャロル(29)がチーム最多の21得点をマーク。リトアニア出身のセンター、ジョナス・バランチューナス(23)も15得点12リバウンドを稼いで接戦をものにした。

 ただし球宴出場コンビのカイル・ラウリー(30)とデマー・デローザン(26)はまだ“完調”とは言いがたい状態。47分出場したラウリーは18得点を記録したが。フィールドゴール(FG)成功率はこの日31・8%(22本中成功7本)で今季の42・7%からはほど遠い数字だった。今ポストシーズン9試合では30・8%。第2戦では第4Q終了間際に貴重なジャンプシュートを決めたものの、3点シュートは7本中6本外しており、それが苦戦する要因にもなっている。

 20得点のデローザンのFG成功率も37・5%で今季の44・6%より大幅にダウン。プレーオフ全体では33・7%にすぎず、今季の成功率が85・0%だったフリースローにいたっては、第2戦で8本中6本もミスしてしまった。

 ヒートは第4Qの5分すぎに77―70と一時7点をリード。ゴラン・ドラギッチ(29)が残り10・5秒での3点シュートを含めて20得点、ドウェイン・ウェイド(34)とジョー・ジョンソン(34)のベテラン・コンビがともに17得点をマークしたものの、延長では開始から連続6失点を許して後手に回った。

 なおこのカードの第3戦(9日)と第4戦(11日)はヒートの地元マイアミで行われる。

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