敏京 スコア伸ばし単独首位浮上!2勝目へ「プレーに集中したい」

[ 2016年4月24日 05:30 ]

第2ラウンド、1番でティーショットを放つ野村敏京

米女子ゴルフツアー・スウィンギングスカート・クラシック第2日

(4月22日 米カリフォルニア州デーリーシティー レークマセドGC=6507ヤード、パー72)
 2位で出た野村敏京(23=フリー)が3バーディー、1ボギーの70とスコアを伸ばし、通算9アンダーで2位に3打差の単独首位に立った。宮里美香(26=NTTぷらら)は70で回り、通算1アンダーの23位。横峯さくら(30=エプソン)は1オーバーの37位、アマチュアの畑岡奈紗(17=茨城・翔洋学園高)は2オーバーの48位で決勝ラウンドに進んだ。上原彩子(32=モスフードサービス)、宮里藍(30=サントリー)は予選落ちした。

 野村が好調なショットを生かし、強風の中でも安定したプレーを披露した。2打差の2位から出て単独首位に浮上し「こういう狭いコースが好きなので楽しかった。アンダーパーで回れて良かった。いいプレーだった」と自画自賛した。

 前半は我慢が続いた。7、8番でともに2・5メートルのバーディーパットが惜しくも入らなかったが、「そういう日もある」と動じなかった。後半、12番で4メートルを沈めると「やっと入った」と大きな笑み。続く13番パー4も2メートルにつけて伸ばした。16番をボギーとしたが、すぐに17番で3メートルをねじ込み取り戻した。最終18番パー5は「100%入ったと思ったのに」という2メートルのバーディーパットが右に切れて残念そうな表情を浮かべた。それでも2位に3打差をつける堂々のプレーだった。

 2日間で叩いたボギーはわずか2つ。フェアウエーキープ率は82・14%。パーオン率は77・78%。合計パット数はいずれも27。データにも安定感が表れている。

 前週のロッテ選手権で優勝したミンジ・リー(オーストラリア)ら実力者に追われる展開。だが、ツアー初優勝を飾った2月のISPSハンダ女子オーストラリア・オープンでは、世界ランク1位のリディア・コ(ニュージーランド)との競り合いを制しており臆するところはない。「あと2日、自分のプレーをしたら勝てる。週末も風が強そうだから、しっかり自分のプレーに集中したい」と自信を漂わせた。

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2016年4月24日のニュース