違法カジノ入店は中大・西本…強化指定解除、厳重注意処分

[ 2016年4月20日 05:30 ]

日本代表の強化指定解除及び厳重注意処分を受けた西本

 日本バドミントン協会は新たに違法カジノ店への入店を申告した現役日本代表選手は中大4年の西本拳太(21)だったと発表し、日本代表の強化指定解除および厳重注意処分にした。

 日本協会は男子のエース桃田賢斗と12年ロンドン五輪代表の田児賢一による違法賭博問題を受けて、14年度以降の日本代表の選手、スタッフ106人に対し、違法カジノ店に行ったことがあるかなどのアンケート調査を実施。申告した西本本人から18日に聞き取り調査を行った。西本は15年2~3月に2度、田児に「ついて来い」と誘われて、錦糸町の違法カジノ店を訪れ、ジュースを飲んで約20分で退店し、賭博行為はしなかったという。

 西本はインカレ3連覇中のホープ。埼玉栄高出身で田児の後輩に当たる。男子シングルスでは日本勢3番手の世界ランキング43位で、リオデジャネイロ五輪出場は厳しい状況だった。中大は同選手とバドミントン部の西山博司監督を1カ月の活動停止などとした。

 ▼日本バドミントン協会・銭谷欽治専務理事 違法行為は認められなかったが、A代表の選手としての責任を重く受け止めて処分を決めた。

続きを表示

2016年4月20日のニュース