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福島復興のシンボルに!Jビレッジをラグビー日本代表のW杯基地に

東日本大震災以降は原発事故の対応拠点となっているJヴィレッジ。芝生のピッチだった場所が駐車場として使用されている

 19年のラグビーW杯日本大会にホスト国として出場する日本代表が、事前合宿や大会中の拠点(ベースキャンプ)として福島県楢葉町・広野町にあるサッカー施設「Jヴィレッジ」を使用する計画であることが18日、分かった。大会公認キャンプ地は今夏から立候補受け付けが始まる予定。施設を所有する福島県も正規の手続きを踏むことになるが、日本代表が19年のいずれかの時期に使用することは確実。東日本大震災からの復興を進める福島から、初の決勝トーナメント進出へと打って出る。

 先月に日本ラグビー協会の岡村正会長が、福島県の幹部らと面談。県側からは日本代表の招致へ強い要望を示されたもようだ。公認キャンプ地は大会組織委員会と国際統括団体ワールドラグビー(WR)が全国の候補地から数十カ所を選び、その後に出場チームが視察を行ってから決定する。Jヴィレッジが公認を受けるのは確実で、有力関係者の強い意向もあり、大会の事前合宿もしくはベースキャンプとして日本代表が使用するのは決定的な情勢だ。

 Jヴィレッジは福島県楢葉町と広野町をまたぐ形で97年にオープン。天然芝のピッチ11面、屋内運動施設やホテル、レストランも兼ね備え、主にサッカー日本代表の合宿地で使用された。ラグビー日本代表も04年6月に初めて利用。05年3月には初招集を受けたFB五郎丸歩(当時早大1年=現SRレッズ)も同施設で練習に励み、日本代表として第一歩をしるした。

 11年3月の東日本大震災以後は福島第1原発事故の対応施設として東京電力福島復興本社が置かれているが、18年7月に天然芝ピッチ5面、人工芝ピッチ1面で再開が決定。約5000人規模のスタンドを備えるスタジアムと全天候型ピッチも建設し、19年4月に全面再開の予定だ。すでに20年東京五輪では男女サッカー代表が事前合宿を張ることが決定している。

 日本代表の事前合宿や大会期間中の拠点には、宮崎市や神奈川県小田原市なども名乗りを上げると見られ、争奪戦は必至。それでも日本代表は複数の合宿地でキャンプを実施する予定で、他の候補地にも招致のチャンスは残されており、あつれきは回避できる。福島復興のシンボルとして再開するJヴィレッジから、ジャパンが再び世界を驚かせる。

 ▽第9回ラグビーW杯 09年7月に国際ラグビー評議会(現ワールドラグビー)の理事会で、15年のイングランド大会とともに日本大会も決まった。アジアでは初の開催となる。開幕は19年9月20日に東京・味の素スタジアムで、決勝は同11月2日に横浜・日産スタジアムで、全48試合が行われる。会場はこの他に札幌ドーム、花園ラグビー場など全国計12が決定済み。出場チームは計20で、開催国の日本の他に、昨年のW杯優勝のニュージーランドなど、大会のベスト12のチームの出場が決まっている。

 ▽Jヴィレッジ 97年に総工費130億円を投じて開設されたスポーツ施設。日本サッカー界初のナショナルトレーニングセンターで、福島県広野町と楢葉町にまたがる。福島第1原発の事故に伴い、11年3月15日以降はスポーツ施設としては全面閉鎖し、原発事故の対応拠点となった。

[ 2016年4月19日 06:01 ]

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