キャバリアーズ 逆転で先勝 ラブ、アービング奮闘

[ 2016年4月18日 15:45 ]

28得点を挙げたキャバリアーズのラブ(左)

 NBAは17日にプレーオフ1回戦の4試合を行い、東地区1位のキャバリアーズは地元クリーブランドで8位ピストンズを106―101(前半53―58)で下して先勝。第4Qの途中までリードを許したが、第4Qを30―23と制して試合をひっくり返した。

 昨季プレーオフ1回戦(対セルティクス)の第4戦で左肩を脱臼して戦列を離脱したケビン・ラブ(27)は、4本の3点シュートなどで28得点を挙げて13リバウンドも記録。ウォリアーズとのファイナル第1戦で左足の膝蓋骨を骨折したカイリー・アービング(24)も31得点をマークするなど、昨季のポストシーズンで悔しい思いをした2人が奮闘した。

 レブロン・ジェームズ(31)もピストンズの執ようなディフェンスをかいくぐって21得点11アシスト。ヒート時代を含め、自身のプレーオフ1回戦では通算14連勝を飾った。

 7年ぶりにプレーオフに駒を進めたピストンズは健闘。フィジカル・コンタクトを強めてジェームズらに圧力を加え、リーグ25位(34・3%)だった3点シュートの成功率を51・7%(29本中15本成功)にまで高めたがあと一歩及ばなかった。

 西地区2位のスパーズは今季40勝1敗の好成績を残した地元サンアントニオで7位グリズリーズに106―74(前半48―37)で快勝。第3Qの終了時点で30点差をつけて初戦を白星で飾った。カワイ・レナード(24)は20得点4スティールと好守両面で活躍。このカードは今季5戦全勝となった。

 センターのマーク・ガソル(31)とガードのマイク・コンリー(28)を故障で欠くグリズリーズはレギュラシーズン終盤から5連敗(ここ12戦で11敗)を喫して完敗。32点差の敗戦は11年5月11のサンダー戦(27点差)を上回るプレーオフでのワースト記録となった。

 東地区3位のヒートは地元マイアミで6位ホーネッツを123―91(前半67―50)で退けて幸先のいい滑り出し。ルオール・デング(31)が31得点、ハッサン・ホワイトサイド(26)は21得点11リバウンド3ブロックショット、ドウェイン・ウェイド(34)は16得点7アシストを稼いで勝利に貢献した。

 このカードで今季2勝2敗と互角の勝負を展開していたホーネッツは予想外の大敗。ガードのケンバ・ウォーカー(25)は19得点をマークしたものの、自身が経験したプレーオフでの計5試合はすべてヒートに敗れるという無念の結果となった。

 西地区4位のクリッパーズは地元ロサンゼルスで5位トレイルブレイザーズに115―95(前半50―42)で勝利。クリス・ポール(30)が28得点11アシスト、ディアンドレ・ジョーダン(27)は18得点12リバウンド4ブロックショット、ブレイク・グリフィン(27)も19得点12リバウンドを稼ぐなど、先発3人がダブルダブルを達成した。グリフィンが復帰してからチームは6戦全勝。シックスマン賞の有力候補、ジャマール・クロフォード(36)も13得点をマークした。

 トレイルブレイザーズはダミアン・リラード(25)が21得点をマークしたが、今季20・8得点のC・J・マッカラム(24)はわずか9得点。放った11本のフィールドゴール(FG)のうち成功は3本のみで、得意の3点シュートも5本中1本しか決められなかった。

続きを表示

この記事のフォト

2016年4月18日のニュース