元大関琴光喜の長男が春巡業に登場 貴乃花親方も注目「強くなる」

[ 2016年4月6日 18:04 ]

元大関琴光喜、田宮啓司さんと長男の愛喜くん

 大相撲の春巡業が6日、愛知県岡崎市で行われ、関取衆と子供力士との稽古に同市出身の元大関琴光喜、田宮啓司さん(39)の長男・愛喜(あいき)くん(7)が参加した。

 父も少年時代に汗を流した岡崎市相撲教室で相撲を習っている小学2年の愛喜くん。幕内・豪風に胸を出してもらい、父親譲りの強い当たりを披露して館内から大きな声援を浴びた。

 小学1年時には愛知県内の大会ではほぼ負けなしで10冠に輝いたという逸材で、現在の体格は1メートル27、41キロ。稽古を終えた愛喜くんは「どきどきしました」と振り返った。将来は角界入りを希望しており、得意技は祖父から習っている「出し投げ」。相撲を始めたきっかけは「パパがやっていたから」と話した。

 田宮さんは10年に野球賭博問題で日本相撲協会を解雇され、地位確認を求める訴訟を起こしたが、14年に係争を断念。現在は名古屋市内などで焼き肉店を経営しており、昨年2月には断髪式を行って新たな人生に向けての再スタートを切った。館内で見守った父は「相撲を好きになってくれて良かった。強くなって活躍してくれたらいい」と感激の面持ちで、土俵下から見つめた貴乃花巡業部長(元横綱)も「間違いなく強くなる。将来の横綱だね」と“金の卵”に注目していた。

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2016年4月6日のニュース