小関 笑顔なき3連覇…派遣標準に届かず「めちゃくちゃ悔しい」

[ 2016年4月6日 05:30 ]

厳しい表情で表彰式へ向かう北島(手前)と小関
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競泳リオデジャネイロ五輪選考会兼日本選手権第2日

(4月5日 東京辰巳国際水泳場)
 男子100メートル平泳ぎで北島を破った小関のタイムは59秒66。五輪派遣標準タイムにわずか0秒03届かなかった。レース後は大会3連覇の喜びもなく、生気を失った。

 「率直に言ってめちゃくちゃ悔しいですし、なんて言葉にしたらいいのか分からないです」

 遠回りをして五輪へ挑戦できる位置まできた。日体大では3年まで平泳ぎではなく自由形ばかり練習。指導する藤森善弘コーチは「クセのあるフォームでそのまま力が付けば故障をする。自由形をすることで体に負担がかからない泳ぎづくりをした」と明かした。大学4年時はユニバーシアード大会の男子100メートル平泳ぎで金メダル。昨年の日本選手権は100メートルと200メートルの2冠に輝いた。五輪出場は200メートルに持ち越しとなったが「200は世界記録を出したい」と前を向いた。

 ▽男子100メートル平泳ぎ (1)小関也朱篤(ミキハウス)59秒66(2)北島康介(日本コカ・コーラ) 59秒93(3)立石諒(ミキハウス) 

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