15歳池江が日本新「記録は出ないと思っていた」

[ 2016年4月5日 05:30 ]

日本記録を樹立し、インタビューに応じる池江

競泳リオデジャネイロ五輪選考会兼日本選手権第1日

(4月4日 東京辰巳国際水泳場)
 伸び盛り15歳の池江が女子100メートルバタフライ準決勝で全種目を通じて今大会最初の日本記録を叩き出した。予選で58秒14の高校新をマークすると、準決勝では自身の記録を0秒01更新する57秒55をマーク。「泳ぎの感覚は午前(予選)の方が良かった。さすがに記録は出ないと思っていたので予想以上」と泳いだ本人も目を丸くした。

 昨年の同種目では体力温存のため「前半落としていったら、後半にバテて予選落ちした」。今年1月の東京都選手権でも200メートル自由形で同様の策に出て予選落ち。前半から積極的な泳ぎができたのも、2度の苦い経験があるからこそ。「きつい練習を乗り越えたので今がある」と胸を張った。初の五輪代表が懸かる5日の決勝は、200メートル自由形準決勝の約50分後。間隔が短く正念場となりそうだが「派遣標準記録(57秒77)を切って、さらにタイムも上げる」と力強く宣言した。

続きを表示

2016年4月5日のニュース