羽生 2季ぶり金へステップ重視!「完璧目指したい」

[ 2016年3月31日 05:30 ]

入念に調整する羽生

フィギュアスケート世界選手権

(3月30日 ボストン)
 2季ぶりの金メダルを狙う男子の羽生は、ジャンプの重要性を理解した上で、ステップをポイントに挙げた。「しっかりレベルを取りにいければいいかなと思う」。15年12月のGPファイナルではSPで110・95点、フリーで219・48点と11月NHK杯の世界最高得点をさらに更新しながら、ステップはともに最高のレベル4を獲得できずにレベル3。華麗なステップを刻むことが、今季3度目の世界新とV奪回につながる。

 29日の公式練習では今大会はプログラムに組み込まなかった4回転ループに挑戦し、2度の転倒の後に成功した。4回転サルコーやトーループの4―3回転など鋭いジャンプを何度も披露。30日のSPへ、「ああやればいい、こうやればいいというのがピタッとハマッてきている」と余裕を漂わせた。

 4月1日のフリーでは演技後半にサルコーとトーループの4―3回転にも挑戦する。「今の自分の状態の完璧というものを目指したい」と本番を見据えていた。

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