真央 修正力で出遅れ防ぐ!練習で楽々とコンビネーション変更

[ 2016年3月30日 05:30 ]

公式練習で調整する浅田

世界フィギュア

(3月30日 米マサチューセッツ州ボストン)
 ミスへの対処は万全だ。フィギュアスケート世界選手権(米マサチューセッツ州ボストン)の開幕を30日に控え、女子の浅田真央(25=中京大)らが29日午前、公式練習で調整。トリプルアクセルを決めるなど好調をアピールした。浅田はサブリンクでの28日午後の練習でも、ショートプログラム(SP)の「すてきなあなた」を流して滑走し、修正能力の高さを見せた。

 3回転フリップを含む連続ジャンプが単発の2回転になると、ルッツかループの3回転を予定する最後のジャンプを3―2回転のコンビネーションに変更。31日のSPでの出遅れを防ぐため、得点の取りこぼしは最小限にとどめる。本番会場での28日午前の練習ではトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を一度も跳ばなかったが、同午後は4度クリーンに着氷するなど、コンディションは上々だ。

 昨季は休養し、2季ぶりの大舞台。今大会の女子38人の最年長は、25歳の浅田とロデギエロ(イタリア)だ。「時代が変わっていると感じる」と話していたが、00年以降でもスルツカヤ(ロシア)が26歳、コストナー(イタリア)が25歳で世界選手権を制した例がある。年齢を重ねた今だからこそ可能な演技で、浅田が4度目の世界一を狙う。

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2016年3月30日のニュース