LS北見 銀以上確定で初メダル 決勝でスイスと激突

[ 2016年3月28日 05:30 ]

カーリング女子の世界選手権で決勝進出を決め、喜ぶ藤沢五月(左から2人目)ら日本代表。銀メダル以上が確定した(AP)

カーリング女子世界選手権

(3月26日 カナダ・スウィフトカレント)
 日本代表のLS北見が準決勝でロシアに7―5で勝って決勝に進み、銀メダル以上が確定した。五輪、世界選手権のメダル獲得は男女を通じて初めて。27日の決勝で2連覇中のスイスに挑む。藤沢五月、吉田知那美、夕梨花の姉妹と鈴木夕湖の日本は第10エンドに追い付かれたが、延長の第11エンドに2得点した。総当たりの1次リーグを日本はスイスと並ぶ9勝2敗で通過。25日のプレーオフ初戦でスイスに敗れたが、再挑戦の権利を得た。日本は1次リーグでもスイスに屈している。

 延長にもつれた接戦を制し、日本初のメダル獲得が決定。仲間と抱き合い「安心した」と話したスキップ藤沢の声はかすれていた。25日のスイス戦はプレーオフの雰囲気にのまれ、ミスを連発。24歳が3人と22歳が1人の若い日本は敗戦から一夜明け「アイスを読むことだけに集中して自分たちの試合をするだけ」(藤沢)と割り切った。失投は目に見えて減った。

 6年前にチームを設立した本橋麻里は昨秋に出産し、今大会は出番がない。奮闘する後輩たちを「笑顔が似合うというコンセプトでつくったチーム。負けた後も皆で一緒に笑っていられる時間をつくった」と裏方として支える。決勝では2連覇中のスイスに三たび挑む。藤沢は「楽しんでやりたい」と、たどり着いた最高の舞台に上がる。

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