五郎丸3戦ぶり出場も見せ場なし 不完全燃焼の7分

[ 2016年3月28日 05:30 ]

ワラタス戦でウオーミングアップするレッズの五郎丸

スーパーラグビー レッズ13―15ワラタス

(3月27日)
 第5節が行われ、レッズ(オーストラリア)のFB五郎丸歩(30=ヤマハ発動機)はワラタス戦で3試合ぶりに出場も、チームは13―15で惜敗し、今季初勝利を逃した。リザーブスタートの五郎丸は2点を追う後半33分から途中出場も、7分という短い出場時間では十分にプレーできず。次節が休養となるレッズの次戦は4月9日のハイランダーズ戦(ブリスベン)となる。

 逆転勝利への切り札として投入された五郎丸だったが、途中出場の難しさを痛感する7分間となった。ボールタッチとタックルは、わずかに1度ずつ。「出られたことは幸せに思います」としながらも、不完全燃焼でチームは敗れ「1分でも長く出たいなという気持ちはある」と語った。プレースキッカーのSOマッキンタイアーはこの日も3本全てを成功。課題の精度は向上し、チームの五郎丸に対するキック依存度は相対的に低下している。フィールドプレーでも正FBハントが安定感を見せており、現状では練習で首脳陣の信頼を得ていくしかない。

 レッズは次節の試合がないが、五郎丸は「行けと言われれば行きます」とサテライトチームの試合出場もいとわない姿勢。「個人としてはいい準備をする。それに尽きます」と苦難を耐え、背番号15を再び手に入れる。

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2016年3月28日のニュース