競歩の鈴木、リオ五輪断念 ラスト選考会・能美大会欠場を発表 

[ 2016年3月16日 18:19 ]

 日本陸連は16日、男子20キロ競歩で世界記録保持者の鈴木雄介(富士通)が、リオデジャネイロ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本競歩能美大会(20日・石川県能美市)を欠場すると発表した。股関節痛による調整遅れのためで、2大会連続の五輪出場はならなかった。

 28歳の鈴木は昨年のこの大会で1時間16分36秒の世界新記録をマークした。だが、股関節を痛め、昨夏の世界選手権(北京)では途中棄権。その後の治療やリハビリでも回復が進まず、代表選考会の2月の日本選手権20キロ競歩(神戸)を欠場し、リオ五輪出場を断念する方針を示した。

 全日本能美は当初の予定から一転してエントリーしたが、出場にはこぎつけられなかった。

 鈴木は石川県出身。2012年ロンドン五輪は36位、14年の仁川アジア大会では銀メダルを獲得した。

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2016年3月16日のニュース