琴奨菊効果!15日間満員御礼 初の綱取り場所に注目度特大

[ 2016年3月13日 05:30 ]

大相撲春場所を控え、土俵祭りに臨む琴奨菊

 大相撲春場所は13日、エディオンアリーナ大阪で初日を迎える。12日には館内で土俵祭りが行われ、大関・琴奨菊(32=佐渡ケ嶽部屋)ら三役以上の力士らが出席し、15日間の安全を祈願した。

 初の綱獲りに挑む琴奨菊は準備万端を強調。「ここに向けて頑張ってきた。しっかり結果が出るように持っていくだけ」と自らに言い聞かせるように意気込みを述べた。3代目若乃花以来18年ぶりの和製横綱誕生へ、周囲の注目度は高い。春場所の前売りチケットは既に売り切れ、2年連続での15日間満員御礼は決定的。当日券も含めた完売を意味する「札止め」に関しても連日のように続く可能性は十分にある。初日「琴奨菊―高安」戦の懸賞も大関戦最多の13本(手取り39万円)がかけられた。

 初場所で初優勝を果たして以降、イベントが続いたが、それでも午前中にはしっかりと稽古場で汗を流し、空き時間には体幹トレーニングも継続した。横綱昇進へ条件は2場所連続優勝。期待を一身に集める中、「気持ちを高めて、やるべきことをやる。その繰り返しです」と気を引き締めた。

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2016年3月13日のニュース