美誠「リベンジしたい」佳純「リオで金」 準V日本が帰国

[ 2016年3月7日 21:11 ]

卓球の世界選手権団体戦から帰国し、記者会見で銀メダルを披露する男女の日本代表。(前列左から)伊藤、石川、福原、水谷、丹羽、吉村。(後列左から)浜本、若宮、大島、松平=7日午後、千葉県成田市内のホテル

 卓球の世界選手権団体戦でともに準優勝した男女の日本代表が7日、開催地のクアラルンプールから帰国して成田市内で記者会見し、女子で大躍進した15歳の伊藤美誠(スターツ)は「うれしかったり苦しかったり、たくさんのことを経験した。五輪では(中国に)リベンジしたい」と晴れやかな表情だった。

 女子は前回東京大会から2大会連続の2位。決勝でロンドン五輪女王の李暁霞(中国)をあと一歩まで追い込んだエースの石川佳純(全農)は「リオでは金メダルを持って帰ってきたい」と意欲を新たにした。初めて主将として団体戦の世界選手権に臨んだ福原愛(ANA)は苦しむ試合が多く「みんなに支えてもらい決勝にいけた。お返しをリオでできるように」と巻き返しを期した。

 男子は準決勝の壁を破り、1977年バーミンガム大会(英国)以来39年ぶりに決勝に進んだ。大黒柱として活躍した水谷隼(ビーコン・ラボ)は「もっと強くなり、もっとチームを引っ張っていけるエースになりたい」と語った。

 ▼村上恭和・日本女子監督の話 リオ五輪へ打倒中国で頑張っていきたい。伊藤は本当にタフな15歳だとあらためて思った。

 ▼倉嶋洋介・日本男子監督の話 日本の卓球が少しずつ良くなっていると実感が湧いている。リオ五輪は水谷を(シングルスの)エースに使い、丹羽と吉村のダブルス(起用)が堅い。相手を想定した対策を強化したい。

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2016年3月7日のニュース