卓球のパラ選手と交流試合 美宇が国際貢献事業「強い選手だった」

[ 2016年3月6日 17:43 ]

 2020年東京五輪・パラリンピックに向けて日本政府が主導する国際貢献事業「スポーツ・フォー・トゥモロー」の一環として6日、卓球の世界選手権団体戦が開催されているクアラルンプールで、日本の平野美宇選手(15)=エリートアカデミー=と、リオデジャネイロ・パラリンピックに出場するイブラヒム・ハマト選手(42)=エジプト=の交流試合が行われた。

 ハマト選手は10歳の時に列車事故で両腕を失った。口でラケットをくわえ、右足の指で球を投げ上げてサーブする技術で国際大会でも実績がある。今回のイベントを通じ「世界に不可能なんてないというメッセージを伝えたい」と語った。平野選手は「卓球は障害に関係なくできる。実際に戦い、強い選手だった」とコメントした。

 日本スポーツ振興センター(JSC)が国際卓球連盟、日本卓球協会と連携して企画した。

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2016年3月6日のニュース