松山 プロ最悪「81」で急降下60位 4ダボ「修正しきれず」

[ 2016年3月6日 05:30 ]

第2ラウンド、7番のティーショット後、うなだれる松山英樹

世界ゴルフ選手権シリーズ キャデラック選手権第2日

(3月4日 米フロリダ州マイアミ トランプナショナル・ドラル=7543ヤード、パー72)
 11位から出た松山英樹(24=LEXUS)はショットが乱調で、4ダブルボギーを叩くなど米ツアー自己ワーストの81と崩れ、通算7オーバーの151で60位に落ちた。73で回った宮里優作(35=フリー)は、5オーバーで57位となった。66をマークしたアダム・スコット(35=オーストラリア)が、通算10アンダーで首位に立った。4日間の大会は予選落ちなしで争われる。

 屈辱的なスコアでホールアウトした松山は「体調はいいけど、ゴルフの方がうまくできなかった」と前週棄権の原因となった股関節痛の影響を否定した。そして「こういう(難しい)コースだと自分のしっかりしたものを出さないとこういう結果になると分かっていたが、修正しようと思っても修正し切れなかった」と悔しさをにじませた。

 2度の連続ダブルボギーが響いた。2番パー4の2打目はグリーン手前バンカーの縁に止まった。アドレスが取れないため左打ちで寄せようとしたが、飛びすぎて奥のバンカーへ。そこからの脱出に2打を要して4オン2パット。続く3番パー4は2打目がグリーン手前の池につかまった。9番パー3ではティーショットが池へ。集中が切れたのか続く10番パー5は1・5メートルのパーパットを外すと返しの1メートルも決められず3パットとした。

 フェアウエーキープ率、パーオン率とも50%に低迷。ショットの乱れがスコアに直結した。悪いライにボールが止まる不運もあった。81は14年マスターズ初日の80を更新する米ツアーの自己ワースト。日本ツアーではアマ時代の11年カシオ・ワールドオープン初日に81を叩いたことがあるが、プロ転向後は日米両ツアーを通じて自己ワースト記録となった。

 それでも終盤はショットが安定してきた。「なんでか分からないけど上がりの方がショットが良くなってきた。残り2日間あるので、スコアを出せるように頑張りたい」と気持ちを切り替えた。

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