美誠 死闘制し思わず涙、長い試合に「頭がクラクラします」

[ 2016年3月4日 23:34 ]

北朝鮮を下し、決勝進出を決めた伊藤はうれし涙をぬぐう(AP)

卓球世界選手権団体戦第6日

(3月4日 マレーシア・クアラルンプール、マラワティ体育館)
 卓球日本女子が準決勝で北朝鮮を下し、前回14年東京大会に続く決勝進出を決めた。4番手でフルゲームの激戦を制した伊藤美誠(15=スターツ)は勝利の直後に思わず涙し、「本当にうれしい。踏ん張ることができて良かった」と興奮冷めやらぬ様子。この日は1番手でストレート負け、第3ゲームはもつれにもつれて18―20で落としたが「切り替えることができた。(長い試合で)頭がクラクラします」と2ゲームを連取して巻き返し、名誉挽回となる勝利を挙げた。

 3番手で勝利の行方を決定づけた福原愛(27=ANA)は「美誠はほんとに頑張った。気持ちが分かった。みんなで一丸となった結果」と満面の笑み。石川佳純(23=全農)も2番手でストレート勝ちを収め流れを取り戻した。

 6日の決勝では71年名古屋大会以来、45年ぶりの頂点を目指す。石川は「ここまで来たら気持ち」と、悲願達成に意気込みを見せた。

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