塚原、リオ出場逃す 豪州の選考会で3位、世界最終予選進めず

[ 2016年2月28日 17:33 ]

オーストラリア代表選考会で3位に終わり、記者の質問に答える塚原直也

 2004年アテネ五輪体操男子団体を制した日本のメンバーで、オーストラリア代表入りを目指していた塚原直也(朝日生命)のリオデジャネイロ五輪出場の可能性が28日、なくなった。キャンベラで行われた国内選考会で3位に終わり、1位に与えられる世界最終予選(4月・リオデジャネイロ)の出場権を逃した。「悔しいが仕方ない。精いっぱいやった。後悔はない」と語った。

 塚原は08年北京五輪の日本代表から漏れた後、オーストラリア代表入りを目指して競技を続行。12年ロンドン五輪は同国に滞在した日数が足りず間に合わなかったが、13年に国籍を取得して3大会ぶり4度目となる五輪の舞台を目指していた。選考会はリードされる展開で「ちょっと差をつけられてしまったので(難度を)上げて、それでミスが出た部分がある。緊張した」と語った。

 38歳の塚原は今後の去就について問われると「(所属する)会社とも、とりあえずリオまでという契約だった。そういう問題もある。ちょっと考えてみる」と答えた。(共同)

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2016年2月28日のニュース