箱根駅伝 次回大会から山上りの5区を2・4キロ短縮

[ 2016年2月26日 05:30 ]

<箱根駅伝>往路連覇を達成しガッツポーズの青学大5区・神野

 関東学生陸上競技連盟(関東学連)は都内で最高議決機関である代表委員総会を開き、来年1月の第93回箱根駅伝から、4区を18・5キロから20・9キロ、山上りの5区を23・2キロから20・8キロに、それぞれ2・4キロ延長、短縮することを発表した。4区から5区へのたすきリレーが行われる小田原中継所は06年の第82回大会からかまぼこ店「鈴廣」の施設拡張工事に伴い、メガネスーパー前に移されていたが、以前の中継所に戻る形となった。第92回大会以前の4、5区の区間記録と往路記録、総合記録は参考記録となる。

 関東学連は変更理由について、(1)区間距離を延長した5区の選手に対する生理学的負担が大きく低体温症や低血糖症に陥る例が多数発生していること(2)総合成績に対する5区の貢献度が大きすぎること(3)4区を短くしたことでマラソンに順応できる選手の芽をつみ取っている――とした。06年の変更後、11大会中7大会で5区区間賞を獲得した大学が総合優勝していた。

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2016年2月26日のニュース