主審落ち度否定!シャンソン提訴取り下げも混乱必至

[ 2016年2月25日 07:06 ]

 バスケットボール女子、Wリーグのシャンソン化粧品は都内で会見を行い主審の判定問題をめぐって設置された第三者委員会の検証結果にかかわらず、再提訴はしない方針を示した。23日付で提訴を取り下げており代理人の御宿哲也弁護士は「内部の問題解決機関に委ねた以上、結果に納得できなくても再提訴は考えていない」と女子日本リーグ機構による第三者委員会に問題解決を託した。

 8日に主審を務めた男性審判員と関係の深い神奈川県協会の柿沼憲一会長が、シャンソンの川村修社長を訪問。主審が落ち度を認めていたと聞かされたことも提訴取り下げの理由になったという。だが、主審の男性審判員は事実誤認として「あたかも私が落ち度を認めたかのように発表するやり方はフェアではない。一方的に裁判が取り下げられたことで主張の機会を奪われた」と抗議の声明を発表した。

 シャンソンの杉山明宏部長は第三者委員会の人選やいまだ聞き取り調査がないことに疑問を呈すなど、「提訴取り下げでこの事件が終わってしまうわけではない」とも話す。今後もリーグ運営の改善を訴えていく考えだが、今回の騒動は解決には遠く状況は依然として波乱含みといえそうだ。

続きを表示

2016年2月25日のニュース