日本3戦全勝最終予選進出 20年ぶり五輪へ一歩前進

[ 2016年2月15日 05:30 ]

平昌冬季五輪の最終予選進出を決め、観客にあいさつするアイスホッケー男子日本代表

アイスホッケー男子 18年平昌五輪1次予選最終日

(2月14日 札幌市月寒体育館)
 世界ランキング20位の日本は同21位のウクライナに2―1で勝ち、3戦全勝の勝ち点9で1位となって最終予選進出を決めた。ウクライナが2勝1敗の同6で2位。日本は0―0で迎えた第3ピリオドにFW高木(日本製紙)のゴールで先制し、FW小原(王子)が追加点。GK福藤(アイスバックス)が失点を1に抑えて逃げ切り、前回ソチ五輪では敗退した1次予選を突破した。1次予選は12カ国が3組に分かれて1回戦総当たりで争い、各組の1位が9月の最終予選に進む。

 日本が98年長野大会以来となる20年ぶりの五輪出場へ一歩前進した。ウクライナとの全勝対決を制し、ソチ五輪予選では進めなかった最終段階へ。「勝ったということが大事なことだ」とトムソン監督はうなずいた。序盤から激しいぶつかり合いとなった大一番。緊迫した展開を打ち破ったのは日本の粘り強い攻撃だった。第3ピリオド6分19秒、左サイドの山下が放ったシュートのリバウンドを高木が詰めて値千金の先制ゴールを奪った。さらに相手の反則で数的優位に立った10分すぎにはベテランFW小原が狙い澄ましたミドルシュートで追加点。「しっかり守れば必ず決めてくれる」と粘ったGK福藤ら守備陣の奮闘を終盤の得点で生かした。

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2016年2月15日のニュース