前田彩里、名古屋出場断念…五輪代表消滅 左脚故障回復せず

[ 2016年2月4日 20:07 ]

 昨年の世界陸上選手権女子マラソン代表の前田彩里(ダイハツ)が左太もも裏の故障のため、リオデジャネイロ五輪最終選考会を兼ねた名古屋ウィメンズマラソン(3月13日)の出場を断念したことが4日、関係者への取材で分かった。これでリオ五輪代表入りはなくなった。

 24歳の前田は当初、1月の大阪国際出場を目指したが、故障で選考会挑戦を名古屋に先送りしていた。その後も思うように回復せず、本格的な練習に取り組めていないため、参加を取りやめた。

 前田は仏教大4年時の2014年大阪国際で初マラソンに挑み、昨年の名古屋では2時間22分48秒をマーク。世界選手権では13位だった。

 ことしの名古屋には12年ロンドン五輪代表の木崎良子(ダイハツ)、04年アテネ五輪金メダルの野口みずき(シスメックス)らが出場を予定。大阪国際を2時間22分17秒で制して代表入りが確実視される福士加代子(ワコール)も参戦する方針が示されている。

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2016年2月4日のニュース