37歳野口 リオだめなら引退 最終選考会3月名古屋へ涙の決意

[ 2016年2月1日 08:30 ]

ハーフマラソンで6位に入った野口

 女子マラソンのアテネ五輪金メダリストの野口みずき(37=シスメックス)が31日、リオデジャネイロ五輪の最終選考レースである名古屋ウィメンズマラソン(3月13日号砲)で代表入りを逃した場合は引退する意向を示した。

 この日は大阪ハーフマラソンに出場し、1時間13分28秒の6位でフィニッシュ。レース後「私が五輪を目指すのはリオが最後だと思う。(名古屋が)もしかしたら最後になるかもしれない。自分の持っている力を全て出し切る気持ちで挑みたい」と涙ぐみながら話した。

 名古屋ウィメンズに出場すれば、途中棄権した13年の世界陸上モスクワ大会以来のフルマラソンとなる。アテネ五輪以降、右大腿部疲労骨折など度重なる故障に見舞われたが、最近は37歳という年齢的な影響で疲労回復に苦心。それでも昨年12月の米ニューメキシコ州アルバカーキ合宿から調子が上がってきたという。

 05年にベルリンでマークした2時間19分12秒の日本記録保持者は「(大阪ハーフを)走って良かった。名古屋にいいイメージでつなげていけそう」と6週間後のレースに向け背水の覚悟をにじませた。

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2016年2月1日のニュース