「夢が実現した」ケルバーが四大大会初制覇 セリーナの連覇阻止

[ 2016年1月30日 20:41 ]

女子シングルスで優勝しトロフィーを掲げるアンゲリク・ケルバー

 テニスの四大大会第1戦、全豪オープン第13日は30日、メルボルンで行われ、女子シングルス決勝で第7シードのアンゲリク・ケルバー(ドイツ)が第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)を6―4、3―6、6―4で破り、四大大会初優勝を果たした。

 ドイツ女子の四大大会制覇は1999年ウィンブルドン選手権を制したシュテフィ・グラフ以来。全豪でも94年のグラフ以来の優勝となった。

 28歳のケルバーは正確なショットで2年連続7度目の優勝を目指したS・ウィリアムズを揺さぶり、競り勝った。優勝賞金340万豪ドル(約2億9千万円)を獲得した。

 34歳のS・ウィリアムズは68年のオープン化以降ではグラフに並ぶ最多の四大大会22勝は成らなかった。

 男子ダブルスはジェイミー・マリー(英国)ブルノ・ソアレス(ブラジル)組が初優勝した。

 ▼アンゲリク・ケルバーの話 夢が実現した。私が四大大会のチャンピオンだなんて信じられない。最高の2週間になった。

 ▼セリーナ・ウィリアムズの話 とても興奮する試合だった。ケルバーがとても良いプレーをした。私が前に出ると、素晴らしいショットを放ってきた。自分のきょうのべストは尽くせた。(共同)

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2016年1月30日のニュース