元小結豊真将、涙の断髪式 300人がはさみ…立田川襲名引退相撲

[ 2016年1月30日 17:39 ]

元小結豊真将の断髪式で大銀杏に止めばさみを入れる錣山親方

 右膝の大けがにより昨年1月の初場所限りで引退した大相撲の立田川親方(34)=元小結豊真将、本名山本洋介、山口県出身、錣山部屋=の引退相撲が30日、東京・両国国技館で行われ、断髪式では貴乃花親方(元横綱)や横綱白鵬ら約300人がはさみを入れた。

 師匠の錣山親方(元関脇寺尾)に大銀杏を切り落とされると涙を浮かべた立田川親方は、今後も部屋付き親方として指導を続ける。「気持ちの強い、昔ながらのお相撲さんを育てたい。相撲の伝統と正しい所作を伝えたい」と抱負を述べた。

 立田川親方は埼玉栄高から進んだ日大を中退後、2004年春場所で初土俵。粘り強い押し相撲と美しい所作で人気を誇り、11年九州場所で新小結。幕内在位46場所で三賞を7度受賞した。

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2016年1月30日のニュース