ジョセフジャパンにパナ田辺コーチ入閣へ サンウルブズも要請

[ 2016年1月30日 06:30 ]

パナソニックの田辺淳コーチ

 日本ラグビー協会がトップリーグ・パナソニックの田辺淳バックスコーチ(37)に、新体制となる日本代表のコーチ就任を打診していることが29日、分かった。スーパーラグビー(SR)に参戦するサンウルブズの運営母体ジャパンエスアールもコーチ就任を要請。現在、交渉は最終段階で、まとまれば「兼任コーチ」として19年W杯日本大会に向けて大きな役割を担うことになる。

 田辺氏は14年に現役を引退し、翌シーズンからパナソニックのバックスコーチを務める。名将ロビー・ディーンズ監督の下でコーチングを学んで指導法には定評があり、選手からの信頼も厚い。加えて15歳から大学卒業までニュージーランドへラグビー留学した経験があって英語は堪能。本人も就任に前向きな姿勢を示しているようで最終調整がまとまれば、2月1日に日本協会が開く日本代表強化体制会見で発表される見込み。日本代表のジェイミー・ジョセフ新ヘッドコーチ(HC)、サンウルブズのマーク・ハメットHCの橋渡し役としても、19年に向けて重責を担う。

 ◆田辺 淳(たなべ・あつし)1978年(昭53)6月25日、奈良県生まれの37歳。3歳で競技を始め、15歳で単身ニュージーランドへ留学。シャーリーボーイズ高、クライストチャーチ教育大を経て02年秋に三洋電機(現パナソニック)入り。32歳で日本代表初キャップを獲得し、通算キャップは3。13年シーズン限りで現役を引退し、14年からパナソニックのバックスコーチ。ポジションはCTB、FB。現役時代のサイズは1メートル71、76キロ。

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