世界ランク706位の小林伸 第2Rも快進撃で暫定2位

[ 2016年1月30日 05:30 ]

第1ラウンド、6番でバンカーショットを放つ小林伸太郎

男子ゴルフツアー SMBCシンガポール・オープン第2日

(1月29日 シンガポール セントーサ・ゴルフクラブ=7398ヤード、パー71)
 第1日から順延された第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われたが、雷のため70人が第2ラウンドの競技を終えられなかった。第1ラウンド首位の66をマークした小林伸太郎(29=焼鳥まさや)は第2ラウンドも69と伸ばし、通算7アンダーで首位に2打差の暫定2位に付けた。宋永漢(24=韓国)が通算9アンダーで暫定トップとなった。

 ツアー未勝利の小林伸がリーダーボードに名を連ねた。酷暑の中で合計24ホールを回ったが「好きなゴルフをたくさんできた」と笑顔を見せた。「パットでスコアをつくったのは変わらなかった」と第1日から引き続きグリーンでさえた。1位で終えた第1ラウンドから休む間もなく臨んだ第2ラウンドでは2番で6メートルを沈めバーディー。後半も17番で7メートルをねじ込み伸ばした。

 群馬県出身で東北福祉大出。09年にツアーデビューして昨季、賞金ランキング63位で初シードを獲得。ティーショットの飛距離と正確さを得点化したトータルドライビングは3位ながら平均パット数は98位。オフに課題克服に取り組んだ成果が表れた。世界ランクは706位。世界1位のスピースらと上位を争うが、「一人のゴルファーとしては尊敬するが、特別視はしていない」と気後れせず初勝利を狙う。

 ▼暫定11位・高山忠洋 上出来。(第1ラウンド途中から)22ホール回った。後半はふらふら。難しいコースで3アンダーはいい。しぶとくできている。(第2ラウンドは68の好スコア)

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2016年1月30日のニュース