松山気持ちに余裕2打差8位 パット好調一時は単独首位

[ 2016年1月30日 05:30 ]

第1ラウンド、14番でパッティングラインを読む松山英樹。4アンダーで8位

米男子ゴルフツアー ファーマーズ・インシュアランス・オープン第1日

(1月20日 米カリフォルニア州ラホヤ トーリーパインズGC北コース=7052ヤード、同南コース=7698ヤード、ともにパー72)
 松山英樹(23=LEXUS)は6バーディー、2ボギーの68をマークして首位と2打差の8位の好位置につけた。69で回った岩田寛(34=フリー)も15位と好発進。ダブルボギー4度と乱れた石川遼(24=CASIO)は79で152位と大きく出遅れた。66をマークしたスコット・ブラウン(32)とアンドルー・ループ(27=ともに米国)が首位に立った。

 余裕の好発進だ。今年最初のラウンドを好スコアでまとめた松山は「久しぶりの試合もリラックスしてできた。ショットの手応えはないが、いいパットが入ってくれた。それがスコアにつながった」と安堵(あんど)感をにじませた。

 インから出て2ホール目の11番で奥から6メートルの難しいスライスラインを沈めてバーディー先行。14番は3メートルのチャンスをものにした。15番はラフから1メートルに付けてスコアを伸ばし、後半も3バーディーを奪った。3、4番の連続バーディーで一時は単独首位に立った。

 ティーショットがフェアウエーを捉えたのは4度だけ。「ラフからうまくグリーン近くまで持っていけて、微妙なパットを決められた。パットでカバーできた」とうなずいた。グリーンを外した6ホール全てで、パーを拾った。

 7週間のオフを挟んでの復帰戦。先月初旬のツアー外競技ヒーロー・ワールドチャレンジ後は日本に戻りリフレッシュした。年明けに渡米しフロリダの自宅を経てロサンゼルスに移動。ショットの調整に時間を割いた。「早く試合がしたい気持ちが強かった」と言う。

 第2日は距離が長く難しい南コースを回る。「サウス(南コース)はそんなに嫌いじゃない。でも油断してると打ってしまうので、きょうみたいに粘り強くやっていけたらいい」と気を引き締めていた。

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2016年1月30日のニュース