18歳快進撃!“和製セリーナ”大坂 3回戦は元世界1位アザレンカ

[ 2016年1月21日 12:59 ]

女子シングルス2回戦でリターンする大坂なおみ(AP)

全豪オープン第4日・女子シングルス2回戦

(1月21日 オーストラリア・メルボルン)
 4大大会初出場の18歳、大坂なおみが第18シードのエリナ・スビトリナ(21=ウクライナ)をストローク勝負で圧倒。初戦に続く2試合連続のストレート勝ちで3回戦へと駒を進め、「とてもうれしい」と喜びを口にした。

 第1セットは序盤こそミスが出て2度のブレークを許したが、ストローク戦でまさって第5ゲームから4ゲームを連取。5―4で迎えた第10ゲームでは時速188キロのエースを決めて劣勢を覆すと、粘りのプレーでキープし、第1セットを先取した。

 第1セット後には腰の痛みによりメディカルタイムアウトを取って治療を受け、プレーへの影響が心配されたが、第2セットも大坂の優位は変わらず。相手のミスもあって第5ゲームをブレークしてリードを奪うと、その後は危なげないプレーで押し切り、最後は鋭いフォアハンドで決着をつけた。

 「相手がいいプレーをしていて、私はむらがないプレーをしないといけないと思っていた」と熱戦を振り返った18歳。憧れる世界1位のセリーナ・ウィリアムズ(34=米国)をほうふつさせるパワーあふれるプレーから“和製セリーナ”の期待を受ける。大阪市生まれだが3歳から米国で暮らし、日本語は勉強中。この日も英語で勝利インタビューを受けたが、最後は「応援してくれてありがとう」と日本語で締めくくり、晴れやかな笑顔を見せた。

 3回戦の相手は元世界ランキング1位で、2012、13年と全豪連覇を果たしたビクトリア・アザレンカ(26=ベラルーシ)に決定。大坂は今後に向けて「あまり先のことは考えたくない」というが、強敵を相手に再びの金星が期待される。

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2016年1月21日のニュース