専門家を迎え英国と協力へ ロシアの反ドーピング機関

[ 2016年1月21日 10:16 ]

 世界反ドーピング機関(WADA)は20日、ロシア陸上界の組織的なドーピング問題で「不適格組織」と認定されたロシアの反ドーピング機関(RUSADA)の組織再建について、外部の専門家を迎えて英国反ドーピング機関と協力関係を築く方針を明らかにした。

 RUSADAは組織再編のため幹部が総辞職しており、WADAは「独立した立場の専門家に監督してもらう必要がある」と述べた。ロシアのムトコ・スポーツ相は「WADAから検査の協力で英国との提携を推薦された」とし、2月から両国で全競技において協力した業務が開始される。

 この問題でロシア陸連は国際陸連から資格停止処分を受け、モスクワにあるドーピング検査所も既に公認を取り消された。陸上以外の競技でも国際大会の開催が難しく、ロシアで大会を開催するためにはWADAが認定する国外の検査所に検体を輸送するなどの対応が必要となっている。(共同)(共同)

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2016年1月21日のニュース