小5木原、愛らに並んだ大会2勝 3勝なら史上初「勝ちたい」

[ 2016年1月14日 05:30 ]

2回戦、強烈なドライブを攻め込む木原

卓球全日本選手権第3日

(1月13日 東京体育館)
 女子シングルスで今大会同種目最年少で兵庫・二見西小5年の木原美悠(11=ALL STAR)が1、2回戦を突破した。小学5年での2勝は福原愛、前田美優、平野美宇、伊藤美誠に並ぶ最多タイ。14日の3回戦で史上初の3勝を狙う。

 11歳とは思えない冷静沈着なプレーで、年上の選手を翻ろうした。1回戦で東京富士大の滑川を破った木原は、2回戦で日野自動車の藤田と対戦。カット主戦の相手に1―2と追い込まれたが、長いラリーで粘って逆転した。「カットの人は…好き。試合をしていて楽しいし、面白い」。最終第5ゲームは強打だけでなく、巧みな返球で相手のミスを誘った。小学5年での2勝は、福原らに並ぶ快挙だ。

 昨年の全日本はジュニア女子シングルスに出場し、4回戦敗退。今年はジュニアの県予選で敗れたため出場権がなく、県予選を突破した一般のシングルスに全てを懸けている。中国出身で04年アテネ五輪に日本代表として出場した新井周コーチに昨年から師事。技術だけでなく、フィジカルもレベルアップした。14日の3回戦を勝てば、小学5年としては史上初のシングルス3勝。「あした(14日)も1回か2回、勝ちたい」と闘志を高めた。

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2016年1月14日のニュース