羽生「東北のために」復興願う16年初滑り、中学生とも交流

[ 2016年1月9日 05:30 ]

フィギュアスケートの「NHK杯スペシャルエキシビション」の前日記者会見で、記念撮影に応じる(左から)浅田真央、羽生結弦、宮原知子

 11年3月11日に起きた東日本大震災の復興支援を目的にした、フィギュアスケートの「NHK杯スペシャルエキシビション」が9日、岩手・盛岡市アイスアリーナで行われる。

 8日は同市内で14年ソチ五輪男子金メダリストの羽生結弦(ゆづる、21=ANA)らが会見。自身も地元の宮城・仙台で被災した羽生は「震災から5年という年になったが、東北のためにやれることを心からうれしく思う」と話した。

 7日は大槌町の小学校・中学校合同の仮設校舎を訪問し、中学生と交流。復興への歩みを進める被災地を目に焼き付け、9日に公の場での16年初滑りを披露する。「今、現役フィギュアスケーターの羽生結弦として支援できることが、このようなこと。無理やり押しつけるのではなく、何かを感じ取ってもらえれば」と静かに意気込んだ。

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2016年1月9日のニュース