美帆が初優勝「驚いているが進化も感じる」

[ 2015年12月31日 05:30 ]

表彰台で笑顔を見せる高木(中央、左は2位押切、右は3位神谷)

スピードスケート 全日本スプリント選手権最終日

(12月30日 北海道帯広市・明治北海道十勝オーバル)
 女子は21歳の高木美帆(日体大)が500メートルで38秒50の2位、1000メートルで1分16秒20の1位となり、合計153・180点で初日からの首位を守って初優勝。小平奈緒(相沢病院)は500メートルで4位、1000メートルで5位と振るわず総合5位。連覇は4で途切れた。男子では、26歳の大和田司(味のちぬや)が合計142・030点で初制覇。500メートルで連日の大会新記録となる35秒12をマークした及川佑(大和ハウス)は総合3位。加藤条治(日本電産サンキョー)は、500メートルで35秒17の2位に入った。

 高木美が初の総合優勝を決めた。15歳でバンクーバー五輪代表選考会の1500メートルを制した日から、ちょうど6年。「驚いているが、進化も感じる」と喜んだ。今季は食事も練習も一から見直し、体重は例年より3キロ減の56キロ。バンクーバー五輪後は伸び悩み、14年ソチ五輪は代表の座を逃した。それでも代表選考会を終えてリンクを離れる際には親しい選手に「平昌では絶対にやってやりますよ」と誓った。それから2年。言葉通りに能力が覚醒しつつある。

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2015年12月31日のニュース