出口見えないトンネルに…SP5位の真央「気持ちが下降気味」

[ 2015年12月26日 21:02 ]

キス&クライで頭を下げる浅田真央
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フィギュアスケート全日本選手権第2日・女子SP

(12月26日 北海道札幌市・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
 浅田真央(25=中京大)は精彩を欠き、SPは62・03点で5位発進となった。

 トリプルアクセルで回転が足りずに着氷が乱れると、今大会から3回転―2回転に難度を下げた連続ジャンプは助走速度が落ちて失敗した。

 「気持ちが下降気味。いいイメージが持てていない」と、出てくる言葉も後ろ向き。出口の見えないトンネルに迷い込んだ。

 2年ぶりの全日本。休養明けの序盤戦は「わくわくした気持ちが大きかった」が、11月のNHK杯、今月のGPファイナルと調子を崩し、滑る喜びが「毎試合同じ気持ちで臨むように心がけている」としながらも、徐々に「薄れていった」という。「解決方法を見つけていないから、こういう形になっている」と自分を見失った。

 それでも「追い詰められた時は、自分の力を発揮できることが多い」と諦めてない。ソチ冬季五輪ではSPの出遅れから巻き返した。自らの歩みを振り返れば、自信は取り戻せる。

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