羽生「悔しい」も…日程言い訳にせず「どんな環境でもいい演技を」

[ 2015年12月25日 21:40 ]

冒頭の4回転でバランスを崩す羽生結弦

フィギュアスケート全日本選手権 男子SP

(12月25日 札幌市・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
 演技終了後、思わず苦笑いが出た。NHK杯、グランプリファイナルと世界歴代最高得点を連発してきた羽生だったが、この日は冒頭の4回転サルコーで転倒するなど、これまで2大会で見せてきた完璧な演技とはならず、舌をペロっと出すしぐさも。「正直、悔しい思いでいっぱい」。コメントにも無念さがにじんだ。

 1カ月で3試合目のハードスケジュール。疲労も心配されたが「連戦の中でも、どんな環境でもノーミス、いい演技ができることを課題にしているので」と言い訳することはなかった。終了直後の氷上ではもちろん、キスアンドクライでもジャンプのチェックを欠かさなかった羽生。「きょうの反省点を洗い出して、いい演技ができるように集中したい」と26日のフリーへ向けて気持ちを切り替えていた。

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