真央 難度下げて自信取り戻す 佐藤コーチ助言で決断

[ 2015年12月25日 05:30 ]

札幌で完全復活なるか?浅田真央

フィギュアスケート全日本選手権

 現実路線で復活を期す。ファイナルで6位に沈み、胃腸炎で緊急帰国した浅田が、SPでジャンプの構成を変えることを明かした。今季はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、フリップとループの3―3回転、3回転ルッツの世界最高難度の構成だったが、今大会は冒頭の大技はそのままで3―3回転を3―2回転、ルッツをループに。ジャンプの基礎点は4・29点下がる。ファイナル後に浅田が佐藤コーチに相談。「理想を追うだけが全てじゃない」と同コーチに背中を押され、最終的に浅田が決断した。

 非公式練習ではトリプルアクセルを4度決めた。他のジャンプで回転が抜けるシーンが目立ったものの、今大会に向けて「気持ちを整えて、いつも通りの練習をしてきた」と言う。この日はクリスマス・イブだが、サンタクロースにプレゼントはねだらない。「SPもフリーも完璧というのが一番ベストなクリスマスになる」。パーフェクトな舞が、自分への最高のプレゼントだ。

続きを表示

2015年12月25日のニュース