ウォリアーズ連勝記録止まった!開幕25戦目で今季初黒星

[ 2015年12月13日 15:33 ]

うなだれるウォリアーズのステファン・カリー(AP)

 NBAは12日に各地で9試合を行い、快進撃を続けていたウォリアーズが敵地ミルウォーキーでバックスに95―108(前半48―59)で敗れ、開幕25戦目で今季初黒星。昨季から続いていた歴代2位の通算連勝記録も28でストップした。

 ウォリアーズは前日にボストンで再延長の末にセルティクスを退けてミルウォーキーに移動。その疲労感が抜けきらず、得意の3点シュートはチームで6本(試投26本=今季平均の成功本数は13・4)しか決まらなかった。リードした時間帯は第2Q序盤の1分10秒間のみ。最後までリズムをつかむことなく敗れ去った。

 ステファン・カリー(27)は28得点を挙げたものの、3点シュートの成功は8本中2本のみ。足首を捻挫してセルティクス戦を欠場したクレイ・トンプソン(25)は復帰したものの12得点に終わった。

 北米プロスポーツ界の最長連勝記録は71年シーズンにレイカーズがマークした33だが、その記録にピリオドが打たれた(72年1月9日)のがミルウォーキー。ハーレー・ダビッドソンのバイクとビールで有名なウィスコンシン州最大の都市は、NBAの1位と2位の連勝記録がともに終焉を迎えた歴史的な場所になった。

 ウォリアーズ同様に2日連続の試合となったバックスは10勝15敗。センターのグレグ・モンロー(25)が28得点11リバウンドをマークすれば、ギリシャ出身のヤニス・アンテトクンポ(21)は11得点12リバウンド10アシストでトリプルダブルを達成。13年シーズンに新人王となったマイケル・カーターウィリアムス(24)も17得点5スティールを記録するなど、チーム一丸となって王者をなぎ倒した。

 本拠地ブラドリーセンターは1万8717人のファンで満員。勝利が決まると今季25戦目で記録が途切れたことを意味する「24―1」と記されたTシャツを着て、バックスの勝利を喜んだ。

 ウォリアーズは勝っていれば史上初のロード7連戦での“無敗終結”だったが、バックスの気迫に押されてもうひとつの大記録を逃した形。16日からは地元オークランドでホーム5連戦の初戦(対サンズ)を迎える。

 <その他の結果>

クリッパーズ(14勝10敗)105―100ネッツ(7勝16敗)、セルティクス(14勝10敗)98―93ホーネッツ(14勝9敗)、ピストンズ(14勝11敗)118―96ペイサーズ(13勝9敗)、ブルズ(13勝8敗)98―94ペリカンズ(6勝17敗)、ロケッツ(12勝12敗)126―97レイカーズ(3勝21敗)、スパーズ(20勝5敗)103―78ホークス(14勝11敗)、ウィザーズ(10勝12敗)114―111マーベリクス(13勝11敗)、ニックス(11勝14敗)112―110トレイルブレイザーズ(10勝15敗)

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