桃田も日本勢シングル初決勝進出 体調不良も競り合い制した

[ 2015年12月13日 05:30 ]

男子シングルスで決勝進出を決めた桃田

バドミントン スーパーシリーズ・ファイナル第4日

(12月12日 UAE・ドバイ)
 男子シングルスの桃田も決勝に駒を進めた。「(疲れで)体調が優れなかった。攻めることができず、返すだけだったが、相手がミスをしてくれた。運が良かった」と胸をなで下ろした。第1セットは競り合いをものにしたが、第2セットは7―6から5連続得点を許して追う展開。しかし、そこから15―15に追いつくと、4連続得点でリードを奪った。19―18と食らいつかれたが、最後は連続得点で逃げ切った。

 決勝の相手は準決勝で世界1位のシン龍(中国)から金星を挙げたアクセルセン。桃田は1次リーグで勝利した相手との再戦となる。今季はスーパーシリーズで2勝を挙げ、世界選手権銅メダルを獲得するなど飛躍の一年となった。頂点まであと1つ。「オリンピックを想定した戦いをしたい」。日本男子初の世界一へ、エースが無心でコートに立つ。

 ◆桃田 賢斗(ももた・けんと)1994年(平6)9月1日、香川県三豊郡三野町(現三豊市)生まれの21歳。三豊市立吉津小―富岡一中―富岡高を経て、13年にNTT東日本に入社。12年世界ジュニア選手権優勝。14年の国・地域別対抗戦トマス杯で日本の金メダルに貢献。15年スーパーシリーズ2勝。同年世界選手権銅メダル。左利き。1メートル75、70キロ。

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2015年12月13日のニュース