東洋大 服部兄弟が流れ呼ぶ!3戦連続たすきリレーも

[ 2015年12月13日 05:30 ]

ダルマを持つ東洋大の服部勇馬(左)と服部弾馬(右)

 服部兄弟が頂点に導く。第92回箱根駅伝(来年1月2、3日)で2年ぶり5度目の頂点を狙う東洋大が12日、埼玉県川越市内で練習を公開。エースで主将の服部勇馬(4年)、弟の服部弾馬(はずま、3年)の兄弟は2人で挑む最後の箱根路となる。学生3大駅伝で3戦連続となる“兄弟たすきリレー”の可能性もあり、東洋大の奪冠への足掛かりをつくる。

 兄弟で挑む最後の箱根路。服部兄弟の兄・勇馬は「あまり最後とは意識していない」としながらも「2人の今後のステップにつながる走りをしたい」と決意を口にした。

 箱根路での兄弟たすきリレーは未経験。今季は出雲駅伝で2区・勇馬、3区・弾馬、全日本大学駅伝で1区・勇馬、2区・弾馬と2度の兄弟たすきリレーが実現し、全日本大学駅伝は2人が流れをつくって初優勝した。箱根では5区の山上りまでに前回優勝の青学大にどれだけリードできるかが一つの鍵。酒井監督は「兄弟で1、2区の案もある」とし「1区区間新、2区日本人最高記録を出すくらいのつもりで挑ませたい」と期待した。

 勇馬はマラソンで、弾馬はトラック競技(5000メートル、1万メートル)で来夏のリオデジャネイロ五輪出場が目標。五輪選考レースの東京マラソン(2月)に出場予定の勇馬は「箱根をしっかり走って(マラソンの)準備をしたい」と訴える。箱根路制覇から五輪へ。弾馬も「今までのことを思い出しながら、(2人で)最後の駅伝を楽しんで優勝したい」と力を込めた。

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2015年12月13日のニュース