沙羅逆転負け2位…開幕連勝逃す「ミスなし」も悔し

[ 2015年12月13日 05:30 ]

個人第2戦で2位となった高梨沙羅(左)

ノルディックスキー W杯ジャンプ女子

(12月12日 ロシア・ニジニタギル)
 12日に個人第2戦(HS97メートル、K点90メートル)が行われ、開幕2連勝を狙った高梨沙羅(クラレ)は1回目に95メートルを飛んでトップに立ったが、2回目は90メートルにとどまり、238・6点で2位だった。伊藤有希(土屋ホーム)は93メートル、87・5メートルの224・7点で5位。岩渕香里(松本大)は22位、勢藤優花(北海道メディカルスポーツ専門学校)は28位。ダニエラ・イラシュコ(オーストリア)が2回目に最長不倒の97メートルをマークし、今季初勝利となる通算11勝目を挙げた。

 高梨はイラシュコに逆転を許して開幕2連勝を逃し「大きなミスはなかった。悔しい思いは強い」と首をひねった。1回目は「(踏み切りの)タイミングは遅れたがまずまずのジャンプ」という飛躍でHSに迫り、2位に9・3点差をつけた。しかし2回目は「空中の高さも違った」と低い飛行曲線でK点に落ちた。前日の公式練習は2回とも全体トップの飛距離点をマーク。「ポイントはつかめた」と手応えをつかんでいただけに「そういう日もあるのかなと思う」と話すしかなかった。

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2015年12月13日のニュース