リーチ復帰 ケガ考慮し40分のはずがフル出場

[ 2015年12月13日 05:30 ]

<東芝・パナソニック>前半、攻め込むリーチ

ラグビートップリーグ 東芝17―17パナソニック

(12月12日 秩父宮)
 これがジャパンのキャプテン。それを見せつける80分間だった。東芝はフランカーのリーチが2戦ぶりの復帰で、2連覇中のパナソニックに17―17の引き分け。後半38分に追い付いてのものだけにリーチも「いい試合だった。追い付いての引き分けなので、メンタル的には大きい」と話した。

 膝を痛めて前節は欠場。週明け月曜日(7日)の段階で冨岡鉄平監督が「出場は厳しいかもしれない」と感じるほどで、40分間の制限を設けて先発した。しかし日本代表のチームメート4人が顔をそろえた相手に燃えないはずがない。力強いボールキャリー、密集への働き掛け、タックルからのターンオーバーを見せるなど休むことなく走り回り、前半26分にはラインアウトからのモールで山本紘のトライを演出。ハーフタイムの鬼気迫る表情に、指揮官も交代させることができず「出場時間が倍になっただけ」と話して笑いを誘った。

 試合後は観戦に訪れていた長女アミリアちゃん(2)を抱きかかえて取材に応じたリーチ。「勝負の時のパナソニックはもっと恐ろしい」とプレーオフでの再戦を見据えた。

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2015年12月13日のニュース