宮里藍、復活Vへ吉兆エース!1・28新シーズン開幕

[ 2015年12月11日 05:30 ]

ファン感謝イベントでホールインワンを達成した宮里はニッコリ(ブリヂストンスポーツ提供)

 女子プロゴルファーの宮里藍(30=サントリー)が復活Vへの意気込みを力強く語った。10日に千葉県内で用具契約を結ぶブリヂストンゴルフのイベントに参加。パー3で行われたニアピン対決でホールインワンを達成するなどファンとの交流を楽しんだ。近日中に渡米して年越しも米国で過ごす予定で、1月に迫った新シーズン開幕に備える。

 冬晴れのコースで宮里の笑顔がはじけた。166ヤードのパー3でファンとニアピン対決に挑むと、4Uでカップインさせて自身3度目のホールインワンを達成。最初は「グリーンオーバーしたと思った」と半信半疑だったが、ボールがカップに収まっていることを確認してガッツポーズだ。「最終戦が終わってから全くクラブを握っていなかったのでグリーンに乗ればいいやくらいの気持ちで打った。それが良かったんですかね」と笑った。

 11月に全日程を終えた米ツアーは賞金ランク77位で「最低限の目標だった」という2季ぶりのシード復帰を果たした。シーズン中盤は「結果を残そうとしすぎた」と焦る気持ちが悪循環を生み、自己ワーストの5戦連続予選落ち。だが「9月のエビアン選手権くらいから良くなってきた」と持ち直し、最終戦のツアー選手権でシーズン最高の14位に入った。

 07年から指導を受けるピア・ニールソン氏とリン・マリオット氏が提唱し、全ホールバーディーを意味する「ビジョン54」というメンタルトレーニングを実践。横峯さくらの夫でメンタルトレーナーの森川陽太郎氏が提唱し、自分へ過剰な期待をせず、結果を受け入れる「OKライン」も取り入れた。「新しいことに挑戦したかったので行動に移せて良かった」と振り返った。

 来年1月28日のピュアシルク・バハマ・クラシックから新シーズンが開幕することもあり「スケジュールが早まっているので早く動かざるを得ない」と年内に渡米予定。短いオフは「休める時に休んで練習できるタイミングで動き出したい」とコンディションを整えることを優先する。米ツアー11年目の目標は「どのタイミングでもいいので勝ちたい」と言い切った。ホールインワンの吉兆を受け、12年以来遠ざかっている優勝を狙う。

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